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VR酔いをどうにかしたい!

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VRを見るとすぐに気持ち悪くなってしまう。。

それで使うのをやめてしまう、それはモッタイナイです。

酔ってしまう理由や改善策を考えてみましょう。

 

なぜ「酔う」のでしょうか

まず、乗り物酔いについて調べてみました。

乗り物酔いは、車やバス電車など乗り物の揺れ、不規則な加速・減速の反復が内耳の三半規管や前庭を刺激することによって起こる自律神経系の病的反応です。
内耳への刺激が、自律神経系や平衡感覚の乱れを引き起こし、その結果、めまいや吐き気・嘔吐などの乗り物酔いの症状があらわれます。

エスエス製薬アネロン 乗り物酔いの原因とは?

乗り物の揺れの不規則な加速・減速の反復が刺激することによって起こるとあります。

こういった症状を「動揺病」といいます。

VRをつけた場合、不規則な加速・減速は行われていません。

なのに乗り物酔いのような症状を起こします。

なぜなんでしょうか?

動揺病の原因に、「感覚の不一致」があります。

人間は視覚情報から「これくらい動けばこのくらい傾く」、「このスピードならこのくらいの圧を感じる」と予測しています。

VRで視界を覆われているので、 例えば、時速100kmの車に乗るようなVRコンテンツの場合、実際にはイスに座った状態なので加速度や横Gなどはもちろん感じません。しかし、視界は時速100kmで走っているので、人間は予測反応として圧力に耐えようとします。

これが先ほどの「感覚の不一致」なのです。

VRでの酔いはこれが原因と考えられています。

酔わないようになるにはどうしたらいいの?

では、酔いやすい人はVRをしない方がいいのかとなりますが、それでは新たな体験を経験することができません。モッタイナイことだと思います。

改善策といっても、酔い止め薬を飲みながらプレイしている人や、何度も吐きながら頑張ったら慣れたという猛者もいらっしゃいます。

一番の対策は、コンテンツを選ぶということです。

Ubisoftのオリビア・パルメリ氏が「Eagle Flight」というソフトを開発する際に、以下のことがVRにおける酔いの原因だと述べられています。

EagleFlight-img

EagleFlight

1.視覚情報と平衡感覚のズレ

2.フレームレート不足・処理落ち

3.至近距離での激しい動き

4.視界だけが加速度運動をしていること

5.VRの壁を通り抜けてしまう

以上から次のようなソフトは避けるべきといったものをあげてみました。

予測できない方向に強制的に移動したり、視界が傾いたりするものは避ける。

レビューなどで処理落ちがあるといったものは避ける。

狭い空間をぐるぐる探索する、狭いダンジョンを歩き回るなどは避ける。

移動の加速度が上がったり下がったりを頻繁に繰り返すもの、自身がコントローラのスティックで頻繁に加速度的に移動するソフトは避ける。( 自分が歩いて、VRの視界が同じ距離を移動するものは大丈夫。)

先程紹介した「Eagle Flight」では、壁にぶつかる際には、ブラックアウトさせ、葉っぱなどのパーティクルを出現させ、少し時間を置いてから「衝突しました」という文字を出現させています。そういった壁に衝突することがよくあるソフトでは、配慮されているものを選ぶ。

EagleFlight-blackout

衝突後、葉っぱなどが視界を飛ぶ

個人的な改善策

私もゲームではありませんが、空間を歩き回れるようなコンテンツを制作しておりますので、失敗例があります。

HMDをつけながらゲームコントローラで移動するように設定し、左スティックで移動、右スティックでカメラ回転とゲームでよくある設定にしたら、自分の思考と視界が一致せず、即クラクラめまいを起こしました。

しかし、移動は必須事項でしたので解決策は、コントローラのボタンを押すことで移動先をポインティングし、ボタンを離すとその場所へワープする移動方法です。

ワープ移動画像

コントローラによるワープ移動

加速度を感じずに行きたいところに移動でき、ワープなんて誰も実際には体験したことがないわけですから、瞬間的に移動すれば気持ち悪いと感じないんです。

これで解決できました。

まとめ

VR酔いについて書いてきましたが、VR元年と言われた2016年あたりは、VR酔いについて議論されてはいましたが、コンテンツ内容や珍しい技術先行で、酔うのは仕方ない、耐えろ、慣れろの空気感だったと思います。

今や、3DoFから6DoFへ進化し、立ったり座ったりの視界の連動ができるようになったり、経験からのノウハウが生かされ酔いにくいコンテンツが作られるようになってきました。

しかも、6DoFでわずらわしいケーブルがないVRHMDが出てくる時代です。

VR元年の初期のころに、酔った経験されてそこから「VRはもう嫌だ」と敬遠されている方もいらっしゃるかも知れませんが、進化したVRをご覧になってみませんか。

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